読書記録, レスポンシブ Web デザイン
はじめに
「レスポンシブ Web デザイン」の本 [渡辺 2013] の読書記録について記す。
レスポンシブ Web デザイン:
- ウェブ制作の手法。
- ユーザが閲覧する端末の画面サイズに合わせて、ページのデザインやレイアウトを自在に変化
→種々の出力画面 (e.g., スマホ、タブレット、及び大画面テレビ等) でもユーザが使いやすいようにページを柔軟に順応させることが可能。
- 次の 3 手法に基づく
(i) レイアウト (フレキシブル・グリッドをベース):
幅が可変な段組みレイアウト。詳細は後述。
(ii) フレキシブル・イメージ/メディア:
フレキシブル・グリッド内でサイズが可変なメディア (e.g., 画像や動画等)
(iii) メディアクエリ: 画面サイズを判別してスタイル指定が可能。
- 未知の出力画面に対応するために標準に準拠.
- 「レスポンシブ」は 1960 年代の建築の分野「レスポンシブ アーキテクチャ」からアイデアを得たとされる。これは、周囲の環境・状況により建築要素の姿や形を変える手法。
One Web:
- 概要: Web はアクセスするデバイス、回線環境等によって制限されるべきでなく、種々の環境で同様にアクセス可能であるべきという考え方。
- Berners-Lee が提唱。
- レスポンシブ Web デザインは One Web を限りなく近い形で実現。
フレキシブル・グリッド
グリッド・レイアウト: 印刷媒体で長年使われてきた段組みレイアウトを Web サイトに応用。
↓ (利用)
フレキシブル・グリッド: グリッド・レイアウトの幅をパーセント等の相対値で指定して、柔軟に可変させるレイアウト。
↓ (考え方を実装)
可変グリッド・システム (URL は 2020 年 2 月現在、アクセス確認済み)
e.g.,
- Foundation, https://get.foundation/
- 1140PX Grid, http://richmccartney.github.io/1140-grid/
- griddle.it, https://griddle.it/
まとめ
- 本ブログでは、「レスポンシブ Web デザイン」の本 [渡辺 2013] の読書記録として導入部のみまとめた。
- 可変グリッド・システムの具体例は、[渡辺 2013] 記載の 2013 年時点の内容を参考にした。近年のものをコメント欄等でご教示いただきたく思っている。
- 本ブログは読解が進んだら追記予定。
所感
- 「環境に応じて可変するシステム」のようなものへの情景があり、この特殊ケースとして、レスポンシブ Web デザインがあるように思う。この観点で思索していきたい。
参考文献
[渡辺 2013] レスポンシブ Web デザイン 製作の実践的ワークフローとテクニック, ソシム株式会社 (2013)